遊戯王アークファイブの感想。今回は黒咲VSデニスの続き。ついにストーリー序盤から名前だけは出ていた瑠璃の姿がお披露目。あの姿を見る限りだと黒咲さんの序盤の言動がなんとなく理解できてしまうw
今回の話を一言でまとめると
「復讐のデュエル」
です。ランサーズとして共闘しているとはいえ遊矢達とは考え方が全く違うんだよなぁ・・・
感想は続きからどうぞ。
ついにアカデミアと正体を明かしたデニス。だがシンクロ次元の住人はそんなことは知る由もなく、メリッサもスルーしてデュエルが進行される。
黒咲は召喚された古代の機械混沌巨人を見て、「この忌々しいデカブツを二度とのさばらせたりはしない」と言う。それに対してデニスは「それができたのならハートランドは今も平和だったんじゃない?」と煽り気味に言う。
その言葉を振り払うかのように黒咲は罠カードを2つ発動する。

一つはRR-ロック・チェーン、もう一つはRR-リアクター。
ロック・チェーンは相手が自分の場に存在するRRモンスターよりも攻撃力が高いモンスターを特殊召喚した時にそのモンスターを守備表示に変更するもの。
そしてリアクターは相手が自分の場に存在するRRモンスターよりも攻撃力が高いモンスターが表示形式を変更した時にそのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与えるというもの。
この2つの罠によるコンボで混沌巨人を破壊しようとするが、混沌巨人は相手の魔法・罠の効果を受けなかったため不発。混沌巨人は攻撃時以外でも古代の機械の効果を保有しているのか・・・強い。
デニスは混沌巨人でレボリューション・ファルコンを攻撃。黒咲はレボリューション・ファルコンの効果で返り討ちにしようとするが、混沌巨人は攻撃時に相手モンスターの効果を無効にする効果をもっていたためこれまた不発。効果モンスターにも強い古代の機械である。


黒咲は混沌巨人の暴れる様を見てハートランドでの過去のことを思い出していた。そして遊矢の中にいるユートも黒咲のデュエルを見て強く反応をし始める。ユートの怒りが遊矢に伝わってくる。それを感じた遊矢は改めてデニスがアカデミアであることを認識する。
混沌巨人はレボリューション・ファルコンをいたぶり、弄ぶように攻撃を続け会場を壊しまくる。もうFSCの会場はボロボロ。
そして攻撃が通ってLP0になり黒咲の負けかとおもいきや

黒咲は手札からRR ラスト・ストリクスの効果を発動していた。ラスト・ストリクスは自分の場にある罠の数だけダメージを100減らして特殊召喚できるというもの。100とはまた微妙な・・・ピンチ感を出したいためのこの効果なんでしょうね。
しかし混沌巨人は相手モンスターに1体ずつ攻撃できる効果も備えていたためラスト・ストリクスは撃破される。この巨人いろいろ効果持ちすぎィ!
黒咲は鉄の意志と鋼の強さを持って貴様を叩きのめすとデニスに宣言。久しぶりの鉄の意志と鋼の強さ発言。
デニスは大層ご立派なスピリットだと言った後に、それはプロデュエリスト養成校で学んでいたときに教わったのかなと尋ねる。黒咲もLDSみたいなところに通っていた過去があるんですねぇ。
続けてデニスはとっておきのネタを話してやろうかとデニスがハートランドにいた時の頃を話し始める。デニスはあちこちに派遣されて諜報活動でもやっていたのかな。
ここから回想。デニスはハートランドでも大道芸をやっていた。そしてショーを盛り上げてくれる人を選ぶ。トラピーズ・マジシャンに導かれた観客が・・・

瑠璃だった。デニスは瑠璃を見つけたときに楽しい時は終わったといい、もっと大道芸がしたかったと呟く。
その後侵略のゴーサインを出し、ハートランドの侵攻が始まる。
デニスは不本意だったみたいな言い方をしていたけど結局は侵略のきっかけを作ってるんですよね・・・

ハートランド侵攻後、ユーリと合流。瑠璃を監視し続けていたデニスは難民キャンプにいるとユーリを案内。
デニスは知り合いである自分が手を下すわけにはいかないと言ってユーリに瑠璃を任せる。ユーリもプロフェッサーに与えられた仕事だからとそれを引き受ける。相変わらずユーリさんは仕事人間ですねw

ユーリは瑠璃を追いかけ、壁際に追い詰める。こいついつも鬼ごっこしてるな。
追い詰められた瑠璃はユーリに立ち向かおうとする。
瑠璃が一番柚子に似ている気がするセレナやリンを見る限りうーんって感じでしたが、瑠璃はそっくりですねw
黒咲さんが「なぜ瑠璃がここに!?」って言っちゃったのも頷ける。
回想終わり。デニスはその少女の名前を瑠璃と告げると黒咲をはじめ、柚子やセレナも反応する。

そして会場には素良がその様子を影で見ていた。シンクロ次元の潜入捜査として駆りだされたのだろうか。
黒咲は瑠璃を攫って何をするつもりだとデニスに問いただすもデニスは命令に従っただけだから知らないと答え、知りたかったらこんなところでデュエルなんてしてないでアカデミアへ行けばとまたも煽る。
黒咲はアカデミアにはいくと答え。その前に仲間を地獄へ突き落とし、瑠璃をさらい、ハートランドから笑顔を奪った貴様をぶっ潰してからだとユートも黒咲の言葉に反応するように喋る。
黒咲のターン。

黒咲はRUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動。ライフを半分支払い、墓地のRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、それよりもランクが2つ高いエクシーズにランクアップさせるもの。2ランクアップのRUMが登場。黒咲さんはRUMを戦術として盛り込んであるから面白いですね。ただ闇雲にRUMを連打するだけじゃないのがいい。

ランク8のRR サテライト・キャノン・ファルコンをエクシーズ召喚。ついにランク8がきました。デス・ダブル・フォースからでもつなげるのでランク8によってまた択が広がったRR 。
黒咲は問答無用で狩られ、カードという名の墓地に封じ込められた仲間に変わって、貴様を完膚なきまでに叩きのめすと宣言。そしてサテライト・キャノン・ファルコンの効果を発動する。
オーバレイユニットを一つ使い相手のモンスターの攻撃力を800ダウンさせる。デニスはたかが800と侮っていたが、この効果はなんと墓地に存在するRR の数だけ使用ができるという効果だった。まさにやられた味方の分だけ相手を叩きのめすカードである。

黒咲が「1体目!」と高らかに叫び効果を発動する。2体目、3体目と次々と効果を発動していく様はヘルカイザーのグォレンダァ!を彷彿とさせる。


黒咲の怒りとともにユートの怒りを遊矢は感じ取り、遊矢は逆鱗状態に。
ユートの怒りが分かるという遊矢だったが憎しみだけをぶつけるデュエルなんてと怒りを理解するとともに、こういうデュエルのあり方について考える遊矢であった。

デニスはピンチを脱するためにアクションカードを取ろうとするが混沌巨人の衝撃によりアクションカードを取れず仕舞い。デニスはエンターテイナーを捨てた僕はアクションカードにも見放されたかと一言。アクションカードを取ってデニスを助けてくれたトラピーズ・マジシャンと、アクションカードを取るデニスを妨害した混沌巨人の対比は面白いですね。
黒咲は4体目、そして最後の5体目の効果を使った後サテライト・キャノン・ファルコンで攻撃。
攻撃のスケールがおかしいなぜわざわざ宇宙までいく必要があるのかw
しかしここの攻撃演出がやたら長くて尺を伸ばしているのじゃないのと思ってしまいました。こういう描写を省けたもう1ターンくらい激しい攻防が見られた可能性。

攻撃を食らいLPが0になるデニス。この衝撃はやばい。

デュエル決着後、黒咲は倒れこむデニスに近寄りカード化しようと試みるが失敗。どうやら零児がデュエルディスクを細工してカード化できないようにしていたのだった。零児がアカデミアの人をカード化することに憤りを感じていると月影が言っていたことは本当みたいですね。そういうことは敵味方問わずNGということでしょう。しかしまだまだ零児は謎が多い。
デニスはカード化できないならと殴りかかろうとするもマッチョなおっさん集団に取り押さえられる。このおっさん達強い・・・
一方零児は評議会から席を外しデニスの元にいこうとするが、評議会の面子はこれを阻止するために入り口を塞ぐように指示。評議会はどうやら次元戦争という厄介事をこれ以上抱え込みたくないらしい。シンクロ次元の連中はどこもかしも勝手な輩が多い気がするなぁ・・・

黒咲とデニスのデュエルを見終わった遊矢はユートがあれだけの憎しみや怒りを抱えながらも、デュエルで笑顔をと言ってくれたことを思い、ユートの思いを受け継ぎ自分のデュエルで次元戦争をやめさせてみせると堂々たる決心をする。遊矢もだんだん前向き思考になってきているようで何より。
今回はここまで。黒咲とデニスのデュエルでしたが前半部に比べると後半はやや失速気味だった気がしますねぇ・・・とりあえずあの演出が長すぎる。今回の話で経過したターンって、それぞれで1ターンずつだけなんですよね。もっと激しい攻防を期待していただけにちょっと残念な感じはありますね。でも全体的に見れば激しい攻防の多い面白いデュエルでした。
次回はロジェ長官がいよいよ本格的に動き始める模様。一体何をするつもりなのか。次回も楽しみである。
それではまた次回。
- 関連記事
-